さて,いよいよこの図書館のラーニング・コモンズの紹介に入ります。
エントランスからほぼ正面の位置に,8台のPC席を設置していました。
これは,通常の端末席仕様でしたので,今から思うと,もう少し工夫があってもよかったかなあと思っています。
2階エントランス付近のPC席
そして,PC席に続く奥手には,可動式の机・椅子を配置したグループ学習スペースがありました。
会話自由なエリアなのですが,意外と学生の皆さんは静かに学習していましたね。
PCエリア奥のグループ学習スペース
座席数は約20席程度ですが,予備の椅子も用意してあり,イベントによっては増席できるようになっていました。
PCエリアとの間には,仕切りができるように可動式のパーティションがあります。
可動式のグループ学習スペース
半透明のパーディションで仕切ると,ここで授業や講習会などもできるようです。
私としては,アフォーダンスの視点からもなるべく仕切らずに,そのようなイベントをした方がよいと思っていますが。
可動式のパーティション
ここで使われている机・椅子は,こだわりの品のようでした。
椅子は容易にスタックできるもので,机も机面が折りたたみできて収容が可能な製品でした。
ちょっと面白い脚仕様の机
このような選択を行うのも,ラーニング・コモンズ設計においては大事なことであると思っています。
常日ごろ,フレキシブルな家具に対する目を養うことも,非常に重要なのですね。
コンパクトにスタックできる机